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東京大学対策

英語

@ 英語
 東大の英語は非常にバラエティに富んだ出題となっており、スピ−キング以外の英語の力が全て必要となります。また時間が非常に少ないのも特徴で、リスニングとその準備などの時間を抜いた約80分で要約、段落補充、英作、文法問題、和訳、小説読解を全てこなさなければなりません。そのため、東大英語を解く上でどのような順番で解くか、そしてどれくらい時間をかけるかが非常に重要になってきます。東大英語の問題は
   T A:要約 B:段落補充
   U A,B:英作文
   V A,B,C:リスニング
   W A:文法問題 B:和訳
   X 小説読解
にわかれて出題されますのでそれぞれの対策、かけるべき時間などを書いていきます。
 要約  8分〜10分
  要約で大切となるのは文章の論理展開を把握することです。基本的なスタンスは、文章の論理展開を指定された日本語で再現するということです。重要そうなセンテンスを見つけてそれを和訳し、つなげることではありません。この部分は多くの受験生が誤解しているので皆さんは誤解しないようにしてください。また、東大の要約はたかだか300words程度なので論理展開もそこまで複雑なものは出題されません。二項対立か列挙がほとんどです。ですから論理展開を把握するというと一見難しそうですが、実際にはさほど難しいものではありません。それより難しいのは短い時間で見抜き、書ききることです。意外かもしれませんが要約は慣れの部分がかなり大きいです。定期的に書いているうちにだんだんコツが掴めていきますし、時間も短くなります。ですからやり方がわかったら、後はそれを繰り返すことです。
 段落補充 12分〜15分
  おそらく東大受験生で段落補充を得意としている人はいないでしょう。それほど難しいのがこの段落補充です。長い文章、比較的高度な語彙、そしてわかりにくいダミー、全てが時間がかかる割になかなか正解しない原因としてきいてきます。この問題に対する基本的なスタンスは、各段落の要約をし、、段落ごとの関係をみて判断する。その際に指示語、接続詞に着目するということですが、なかなか急にできるものではありません。方法としては先に挙げた要約でやったことを長い文章でもやるということなのでトレーニングとしては同じことをやってください。つまり、比較的長い文章で各段落ごとに要旨を一言で書く練習を積み、そのほかの段落との関係を確認するということです。
 英作文 12〜15分
  東大の英作文は一言で言うなら「不自由英作文」です。年度によって不自由さは変化しますが、一般的な自由英作文のように〜について何語以内で論じよ、といった問題はあまり出題されません。東大は英語の力を見ているというよりは英語の運用能力を見ているようです。
  英作文が「英借文」の要素があることは否定できません。ですから典型的な文型を用いた文章は暗記してください。僕は500〜700文ほど暗記しましたが、とりあえず300文ほど暗記すれば十分です。「基本英文300選」で暗記していけばいいと思います。
  英文を完璧に覚えたら、今度はそれと知っている単語、熟語だけを使って問題を解いていきましょう。英作文は早く、正確に解かなければなりません。そのためには問題を見て新しく英語を作っている暇などありません。知っていることに当てはめ、形は一緒で意味を変えていくという作業をするだけです。その繰り返しで、その作業にかかる時間を短く、精度を上げていくことが求められます。
 リスニング 35〜40分
  東大のリスニングははっきり言ってかなり難しい問題です。受験レベルでは最高ランクに位置しているといえます。
  まず、とにかく長い。最近は短くなってきていますが、5分前後は流れています。5分と聞くと短いように感じますが、問題を解くために聞き漏らさないように5分間集中して聞くというのは思っている以上にかなり大変な作業です。
  そして、内容がバリエーションに富んでいます。講義を聴く形のものから記者会見、電話の応答など非常に自然なシチュエーションでありながら、様々なシーンを設定しています。
  さらに、質問が難しい。ある単語さえ聞き取れれば解答できるような問題は少なく、いくつかの場所を聞き取って総合して解答しなければならない問題や、自分で計算しなければならない問題など、聞いた後の処理を要する問題も多くあります。
  さて、このような難しい問題に対してどのように対策していけばいいのでしょうか。まず当たり前ですが、単純に英語を聞く力を上げなければなりません。そのためには毎日英語を聞き続けることが第一の対策です。ある程度長く、レベルの高い英文を毎日聞き続けなければいけませんが、リスニングを毎日するのは単調です。ですから、洋楽や洋画など自分の好きなジャンルで英語にふれるようにしましょう。映画や海外のことが好きな人はNonstop English Waveは、毎月発売でハリウッドスターなど、楽しくリスニングを学べてお勧めなので、定期購読してみるといいでしょう。
  このレベルになると、ほぼすべてを聞き洩らさずに聞くということは不可能に近くなります。それでも構いません。ただ、集中して聞くということは欠かさないでください。
  次に、問題を解くテクニックに移ります。まずは当たり前ですが問題文を先に読むこと。こんな当たり前のことも東大英語は時間がきついので欠かしている人が以外に多い。5点は確実に変わると思ってください。
  あとは、1回目はあまり解答しようとせず、解答がリスニング全体の中でどのあたりで言われているかに集中したほうがいいでしょう。せっかく2回流れるのに、2回とも同じように解答していては芸がありません。2回目で解答が流れてくる箇所に来たら、確実に聞き取って解答しましょう。
  灯台と似たようなリスニングの問題としてTOEFLの問題があります。『TOEFL TESTリスニング対策』などはスピード、分量ともに東大の本番に限りなく近いので実践演習に使うにはお勧めです。ただし、語彙が半端なくレベルが高いので、リスニングで8割は確実に取りたい、という人以外は手を出さないほうがいいかもしれません。
 文法問題
  東大の文法問題はかなり難しいです。点の取りにくさでいえば、東大英語の中で段落補充と1,2を争うくらいでしょう。ほかの問題で落としているようなら、落としている問題の対策を優先し、文法問題は最後にまわしたほうが得策です。配点もかなり低いですし。
  ほかに対策する問題がなくなったら、はじめて文法問題の対策に入ります。といってもそれほど特別に対策することはありません。『Next Stage』などの文法問題集を1冊仕上げているなら、過去問を解きながら文法問題集に戻り、再確認するというあたりまえで少し退屈な作業をただ繰り返すだけです。
  管理人としては、文法問題で点を取らなければならないほど英語が点が取れるなら、ほかの教科で点をとったほうがはるかに合格への近道だと思います。
 和訳 20分
  東大の和訳は、それほど難しくはありません。構文も日本語に変換する難しさも同じ和訳を出す京都大学とはくらべものにならないほど簡単です。
  ですが、日本語に変換する難しさは若干あります。その対策として、『英文読解の透視図』を使うのは悪くありません。しかしそこまで難しくはないので、和訳で高得点を狙いたい人以外は使わなくていいでしょう。
  難しさより、スピードのほうが大切です。東大英語で和訳にかけられる時間は、文法問題を捨てたとしても20分。和訳箇所は3つほどあるので、構文解釈して日本語に変換して解答用紙にその日本語を書くまで1問6分強です。これはやってみれば分かりますが驚異的なスピードです。
  ですから、難しい構文などを対策するよりも、ある程度のレベルにある和訳をスピーディーにこなすことを練習したほうがいいでしょう。具体的には大阪大学の和訳問題がレベル、分量的に似ているので、大阪大学の過去問を使って、時間を計ってとにかく早く、正確に訳す練習を積むのがよいでしょう。
 小説 25分
  東大英語の特徴と言えるのが、この小説問題かもしれません。多くの大学が入試問題で評論文しか出さない中、東大は昔から一貫して小説やエッセイを出題し続けています。
  小説問題の解き方としては、ただ一つ心情を把握すること。心情把握問題が大きな割合を占めます。
  解法は意外かもしれませんが、現代文の小説問題の解き方の参考書を見るのがいいと思います。英語ですから、心情把握の難易度は現代文のそれに比べてはるかに下です。ですが考え方自体は変わらないので、頭の働かせ方を学ぶという意味ではいいでしょう。
  英語の小説対策という意味では、『横山ロジカルリーディング講義実況中継』で小説の解き方が載っているので、参考にしてみるといいでしょう。
  問題演習はやはり東大の過去問が一番です。『東大の英語25ヶ年』には過去の小説問題が掲載されているので、問題量も多く演習には不足しないでしょう。どうしても過去問は直前に残しておきたいという人は、早稲田の一部の学部では小説を出題するので解いてみるといいかもしれません。ただ、管理人は直前期は模試の過去問を解くほうがいいと思うので、過去問を解くほうがいいと思います。


数学
 東大数学ははっきり言って難しいです。ただし、一部はですが。
 東大数学は全部で6問ですが、毎年2問ほどはほかの問題とのかねあいも考えると時間内に解くのはかなり難しい問題です。
 しかし、そのほかの4問はしっかり勉強すればちゃんととれる問題がほとんどです。特に2問ほどはほんとにこの解き方でいいのか?と疑ってしまうほど簡単であることが往々にしてあります。
つまり、おおざっぱに言って簡単な問題が2問、普通からちょいむずな問題が2問、結構難しい問題が2問で6問が構成されています。かなりバランスのとれた出題と言えるでしょう。
 東大数学の対策としては、とりあえず難しい問題以外の計4問をいかにして見極め、解くかということになります。5問目、6問目ははっきり言って理3をねらうのでなければ必要ありませんし、ほかの教科の勉強時間が奪われるという意味では害になります。理3以外ならば、やめておきましょう。
 さて、4問ですが東大だからといって特殊な問題が出るわけではありません。数学の勉強法で紹介したようにやれば、まず問題ないでしょう。目安としては、簡単な2問は入試攻略問題集〜やさしい理系数学レベル、普通の2問はやさしい〜ハイレベル理系数学レベルです。なので4問とりたい人はハイレベル理系数学まで、2〜3問でいい人はやさしい理系数学を終わらせることを目標にしましょう。
 東大頻出の分野は微積、確率、数列、図形問題なので、この分野は特別に対策してもいいでしょう。微積は覚えておく問題(いわゆる典型問題)をとければ、そう難しい問題は出題されないので大丈夫です。時間があるなら、少し難しい問題をといてもいいですが。微積分 基礎の極意はよくまとまっていて、東京出版の本はどうしてもイヤだ!という人以外は使うといいでしょう。
 確率はよく数列とからめて出題されます。いずれにしても、状況把握が命なので、問題文をよく読み状況をつかみましょう。苦手な人は でやるといいでしょう。ほんとに苦手ならば から始めてもいいと思います。
 図形、特に空間は一昔前はよく出題されていました。最近も、たまに出題されます。昔ほど難しすぎる問題は出題されなくなったのに、普通の受験生は苦手とする実はおいしい分野です。
 空間をはじめとすり図形問題は微積とよくからめられるので、微積の問題を解くうちに身につけられます。どうしても対策したい人は の空間や微積の章を解いてもいいですが、かなり難しいので余裕のある受験生向けです。
 東大数学を攻略するには、東大レベルの解法を暗記した後、その暗記した解法を自分の中で整理し、解法の選択の仕方を決めなければいけません。どういうことかと言えば、例えば図形問題なら基本的には

  1. 座標(数学2の図形と式の分野)
  2. ベクトル
  3. 三角比


の3っのうちのどれかをつかい、座標は万能だが文字が多く複雑になりやすい、ベクトルは長さと角度が分かりやすく、特に直角に強い、などそれぞれ特徴があるので問題を見てどの特徴が使えるか考え、選択するといった具合です。
こういった力は、すぐに身につくものではありません。また、なんとなく勉強していてつくものでもありません。意識しながらゆっくり身につけていくものです。
意識とは、今まで覚えた解法を見直すときになぜその解法を選択したのか、ほかの解法ならばなぜ解けないのか、を自分が納得するまでとことん突き詰めることです。これは自分だけでは難しいので、出来れば信頼できる数学の先生にきくといいでしょう。その際、ちゃんと考えて聞きましょう。自分はこう考えたのですが…と聞いて、その考えのプロセスを直してもらいます。こういうことをしなければ、自分で解法を選択する力は絶対に身につきません。
自分で解法の特徴を知り、選択できるようになると、数学の問題をみても、たぶん解けるだろうという感覚になってきます。なぜならどのような問題であっても考えることが同じだからです。


国語
 東大国語は理系なら評論、古文、漢文の3問。文系ならばそこにエッセイが加わった計4問出題されます。
まずは現代文の対策です。といっても評論はすでに国語の勉強法で書いたように勉強すれば、かなり力はついているので、あとは実践に移すだけです。
 東大国語の最大の特徴は、その解答欄の狭さです。求められたことを最小限にまとめて、的確に指摘することが求められます。
 このような能力は、一朝一夕で身に付くものではありません。閑話休題で述べた要約をどれだけしてきたか、が問われています。
 ですから東大を目指すならば、『現代文のアクセス』をやったぐらいから要約をつくり、添削してもらうことを繰り返すのがいいでしょう。その際、東大で出題される120字で書いたり、東大の解答欄とほぼ一致する60字で書くとよいでしょう。
 実践演習としては『得点奪取現代文』が記述問題が多く、オススメです。後は国語はZ会の添削もオススメです。

 東大古文も評論と同じように、解答欄がせまいのが特徴です。しかし特に理系で言えますが、本文は比較的簡単です。はっきり言ってセンター試験の方が本文ははるかに難しいです。
 さて、本文が簡単だから高得点がとれる…と簡単にさせてくれないのが東大です。傍線の引く箇所の絶妙さはさすがと思わずうなってしまうほどです。
 とは言っても例えば現代語訳ならば、文法に注意してひとつひとつ丁寧に訳していく、ほかの問題ならば該当個所を探して同じように訳していく、という基本は変わりません。丁寧に解きましょう。
 国語の勉強法であげた、『元井の古文がおもしろいほどわかる本』か『子分解釈の方法』のうちどちらかを使えば十分なので、とにかく演習をしましょう。演習は『東大の古文25ヶ年』があるので、この参考書を使えば演習量に困ることはないでしょう。どうしても他の参考書を使いたければ『得点奪取古文』がありますが、せっかく過去問がいっぱいあるのに使わない手はないでしょう

化学

化学は勉強すれば必ず伸び、必要な勉強量も数学や英語に比べて著しく少ないので、化学を勉強して得点を稼ぐことをオススメします。
理論は化学で稼ぎだい人は『化学の新演習』まで終わらせましょう。ここまでやれば、まず問題ないレベルです。ほかの受験生に差をつけられない程度〜頭一つ抜ける程度がいいなら『化学精選問題集』がいいでしょう。こちらもよくできた問題集で、しかも『新演習』ほど難しくないので『重要問題集』が終わった直後は『精選問題集』の方が違和感なくつなげられるかもしれません。
ただ平衡は難しい問題も出るので、対策しておいた方がいいかもしれません。稼ぎたいなら駿台の夏期講習「化学特講T」をとるといいでしょう。関西の人なら、必ず石川正明先生が担当する講座にしてください。関東では鎌田先生が東進に移籍してしまったので最もよい人はいなくなってしまいましたが、御茶ノ水など大きな校舎の講座なら、ハズれる可能性は低いでしょう。
無機はそこまで難しい問題は出題されません。ただし、『重要問題集』レベルはどのような知識が求められても、確実に解答出来るようにしておいてください。
有機は非常に簡単です。短時間で高得点を狙いましょう。『新演習』レベルははっきり言って必要ありません。『精選問題集』がなんなくこなせるようになることを目標にしてください。注意するのは、有機を15分程度、時間がかかっても20分までに終わらせないと、化学が時間内に終わらないということです。理論はやはり時間がかかるので、有機の問題演習をこなすなかで処理速度をあげていきましょう。
模試の理科は難しすぎるので、出来なくても気にすることはありません。有機など、絶対に出ないレベルの問題を出題してきます。過去問をとけるようにしましょう。